Chatworkが中小企業に選ばれる理由|他社ツールとの比較から導入方法まで
メールでのやり取りが遅い、重要な情報がいつのまにか埋もれてしまう、プロジェクト管理とコミュニケーションを別々に管理するのが面倒といった悩みを抱える企業は少なくありません。特に中小企業では、リモートワークの定着やチーム間のコミュニケーション改善が急務となっています。
こうした課題を解決するために注目されているのが、ビジネスチャットツール「Chatwork」です。37万6000社の導入実績を持つ、国産ビジネスチャットツールとして、シンプルな操作性と充実した機能を備えています。
この記事では、Chatworkの基本的な特徴からメリット、デメリット、他社サービスとの比較、実際の導入方法まで、導入を検討している企業が押さえておくべきポイントを詳しく解説します。自社にとって本当に必要なツールなのか、この記事を読めば判断できるようになるでしょう。
Chatworkとは?基本情報と特徴
Chatworkは、株式会社kubellが提供するクラウド型ビジネスチャットツールです。メッセージのやり取りだけでなく、タスク管理やファイル共有、ビデオ通話など多くの機能を一つのプラットフォームで利用できます。
国産ツールながら、ブラウザだけではなく、デスクトップ、スマートフォンやタブレットなど、様々な環境でご利用いただけます。会社ではPC、外出先ではモバイルと使い分け、時間や場所に制限されないコミュニケーションが実現できます。
日本語・英語・台湾・ベトナム語の4ヶ国語対応なため、海外拠点のメンバーともスムーズに連携できます。また、サーバーとの通信はすべて暗号化されており、送信されたデータは高い信頼性と実績を持つデータセンターにて厳重に保管されております。
Chatworkが選ばれる3つのおすすめポイント
1. タスク管理とチャットが一体化
Chatworkの最大の強みは、チャット内でそのままタスク管理ができることです。依頼されたタスクをそのままTo Doとして管理でき、自分のタスクを把握するため、また相手に仕事を依頼する時に使うことができます。
メールでは「あの件、どうなってるんだっけ?」と進捗が不明なままになりがちですが、Chatworkならメッセージをそのまま「タスク」に変換でき、「誰が・いつまでに・何をやるか」を共通認識として残せるため、特にクライアントや社外パートナーとのプロジェクト推進において進捗管理が非常に楽になります。
2. シンプルで直感的な操作性
シンプルな設計で抜群の操作性を誇り、誰でも使いやすい設計になっているのがChatworkです。ITリテラシーの高くない社員が多い企業でも、教育コストをかけずにスムーズに運用を開始できます。
LINEのような感覚で使えるため、新入社員からベテラン社員まで、世代を問わず受け入れられるのが特徴です。複雑な設定が不要で、登録してすぐに使い始めることができます。
3. 社外ユーザーとのやり取りに強み
取引先や協力会社を簡単にグループチャットに招待でき、プロジェクトごとに外部メンバーを含めたチームを作れます。メールよりも素早く、LINEよりも業務的なコミュニケーションが可能なため、BtoB取引が多い企業に適しています。
社内だけでなく、顧客対応やパートナー企業とのやり取りもスムーズになり、レスポンスの速さが企業の評価につながります。製造業の事例では、社内の問い合わせに対する平均回答時間が2時間から30分に短縮されたという実績もあります。
料金プランの詳細比較
Chatworkには3つの料金プランが用意されています。企業の規模やニーズに応じて選択できます。
フリープラン:年間0円
最初のコスト負担ゼロで始められるのが魅力です。基本機能であるチャット・ファイル管理・タスク管理・ビデオ通話は可能ですが、制限があります。無料版では「直近40日以前のやり取りは閲覧できない」ため、長期的な情報保管には向きません。ユーザー数は100人までの制限があります。
ビジネスプラン:月額700円~840円/ユーザー
年間契約(1ユーザー/月)¥700、月間契約(1ユーザー/月)¥840という手軽な価格設定です。フリープランの制限がほぼ解除され、メッセージ閲覧に期限がなくなるため、安心して情報を蓄積できます。
エンタープライズプラン:月額1,200円~1,440円/ユーザー
年間契約(1ユーザー/月)¥1,200、月間契約(1ユーザー/月)¥1,440で、セキュリティ機能が強化されたプランです。エンタープライズプランは同じ有料プランの「ビジネスプラン」と比べても、セキュリティに力を入れているため、顧客情報を取り扱う企業に適しています。
3つのプランの選択は、企業規模とセキュリティ要件によって判断するとよいでしょう。最初はフリープランで試し、必要に応じてビジネスプランへのアップグレードをおすすめします。
Chatworkのデメリット・注意点
メリットばかりではありません。導入前に押さえておくべき点を3つ解説します。
メッセージの閲覧期限(フリープランの場合)
無料版では「直近40日以前のやり取りは閲覧できない」ため、有料化の検討を余儀なくされるケースは少なくありません。過去のメッセージを参照したい場合は、概要欄やタスク機能を活用する工夫が必要です。
スレッド機能がない
Chatworkは「スレッド機能がないため、引用返信などを活用しないと、情報量が増えた際に会話の流れを追いにくくなる傾向があります。複数の案件が並行している場合は、チャットルームを分けるなどの工夫で対応する必要があります。
有料プランへのダウングレードが不可
有料プランから無料プランへのダウングレードが不可能で、有料アカウントから無料アカウントにしたい場合は、解約してアカウントを作り直さなければならないため、運用の柔軟性に欠けます。プラン選択は慎重に行うべきです。
Chatworkと主要ツールの簡単比較
Chatwork vs Slack
Chatworkは『To』機能やタスク管理機能など独自のUIで直感的に使えるのが強みです。しかし、Slackのようなツリー型のスレッド機能がないため、引用返信などを活用しないと、情報量が増えた際に会話の流れを追いにくくなる傾向があります。
使いやすさとコスパ重視なら「Chatwork」がおすすめで、カスタマイズ性など機能重視なら「Slack」がおすすめです。Slackはエンジニアの高度なカスタマイズに向いていますが、料金は高めです。
Chatwork vs LINE WORKS
LINE WORKSは使いやすさが人気で導入社数35万社の実績を誇り、お馴染みの既読機能をはじめ、カレンダー共有や議事録などを共有できるノート機能など、便利な機能が揃っています。一方で、メジャーなビジネスツールとのサービス連携が少ない点はデメリットです。
Chatwork vs Microsoft Teams
Teamsは、特にMicrosoft製品を導入している企業で人気で、社内システムとの統合が容易です。Microsoft 365ユーザーであれば無料で使えるため、Office製品を多用する企業にはTeamsが選択肢になります。
結論として、国内中小企業でシンプルさを重視するならChatwork、グローバル対応やカスタマイズ性を重視するならSlack、Microsoft製品をメインで使うならTeamsという選択肢になります。
実際の利用手順・始め方
ステップ1:アカウント登録
まずはアカウントを作成します。メールアドレスを入力するだけで、簡単にアカウントを登録できます。有料プランを導入する場合も、同様の手順で申し込み可能です。
ステップ2:ログイン
アカウントが作成できたら、登録したメールアドレスとパスワードを使用してログインします。ブラウザ版はもちろん、モバイルアプリからもアクセスできます。
ステップ3:チャットルーム作成
チームやプロジェクト単位でグループチャットを作成します。社内メンバーはもちろん、社外のパートナーも招待できます。
ステップ4:基本機能の設定
タスク管理、ファイル共有、ビデオ通話などの機能は、使いながら習得できます。最初は基本的なチャットとタスク管理から始めるのがおすすめです。
よくある質問
Q1:フリープランでどこまで使えますか?
フリープランの場合、グループチャット数や管理機能に制限があります。メッセージ閲覧は直近40日間、ユーザー数は100人まで、ストレージは組織全体で5GBとなります。小規模な利用なら十分対応可能です。
Q2:セキュリティは大丈夫ですか?
サーバーとの通信はすべて暗号化されており、送信されたデータは高い信頼性と実績を持つデータセンターにて厳重に保管されており、国際的なセキュリティ規格を取得し、第三者機関によるセキュリティ監査の実施などを通じて、安全な情報管理に努めています。顧客情報を扱う場合はエンタープライズプランを選ぶとより安心です。
Q3:複数デバイスでの利用はできますか?
ひとりのユーザーが、複数の端末で、同じアカウントにログインすることが可能です。同じログインメールアドレス・パスワードを入力することで、データを同期することができます。スマホでメッセージを確認し、PCで返信するといった使い分けが簡単にできます。
まとめ:Chatworkは中小企業の最適なコミュニケーションツール
Chatworkは、シンプルで使いやすく、タスク管理機能が充実した国産ビジネスチャットツールです。37万6000社の導入実績が示すように、特に中小企業や日本国内のビジネス環境に適しています。
フリープランで無料に始められ、ビジネスプランに進めば月額700円という手頃な価格で、メール中心のコミュニケーションからの脱却が実現できます。メッセージの検索性も良く、過去のやり取りを素早く参照できるため、業務効率の向上につながります。
「メールだけでは情報が流れてしまう」「プロジェクト管理が散乱している」という悩みを抱えている企業は、導入を検討する価値が十分あります。有料プランは、1ヶ月お試しいただけるため、各プランを比較のうえ、ぜひ最適なプランの選択にご活用ください。
Photo by Vitaly Gariev on Unsplash