税理士の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「確定申告・青色申告・e-Tax」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。
この記事では、税理士でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。
税理士合格は「用語の理解」から始まる
税理士の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。
まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。
税理士の頻出用語30選(分野別まとめ)
国税総論
- 確定申告:1年間の所得と税額を計算し、税務署に申告して納税する手続きのこと。
- 青色申告:一定水準の帳簿記帳に基づいて正しく申告した者が、所得計算で有利な取扱いを受ける制度。
- e-Tax:インターネットを利用して国税に関する申告・納税・申請を行う国の電子申告システム。
- 記帳:取引内容を帳簿に記録すること。
- 累進課税:所得が増えるほど高い税率を課す課税方式のこと。
- 実効税率:国税と地方税を含めた税全体の実質的な負担率を示す税率。
- 加算税:申告義務違反などに対して本税に加えて課される制裁的な税。
所得税
- 扶養控除:生計を一にする一定の親族がいる場合に受けられる所得控除。
- 医療費控除:一定額を超える医療費を支払った場合に受けられる所得控除。
- 公的年金等控除:公的年金の収入額に応じて一定額を控除できる所得控除。
- 控除対象配偶者:同一生計配偶者のうち、納税者の合計所得金額が1000万円以下である場合の配偶者。
- 老人扶養親族:控除対象扶養親族のうち、その年12月31日時点で70歳以上の人。
- 総所得金額等:各種所得を合算した、所得控除前の総合的な所得金額。
- 長期譲渡所得:所有期間5年超の不動産などの売却により得た譲渡所得。
- 配当控除:配当所得について法人税と所得税の二重課税を調整するための税額控除。
- 源泉分離課税:他の所得と分離し、支払時に一定税率で源泉徴収して納税が完結する課税方式。
法人税
- 益金:法人税法上、法人の収益として課税所得計算に算入される金額。
- 受取配当等の益金不算入:法人が受け取る配当について二重課税を排除するため益金に算入しない制度。
- 減価償却費:固定資産を使用可能期間にわたって分割して計上する必要経費。
- 交際費:得意先などへの接待、供応、贈答などのために支出する費用。
- 連結納税:同一とみなされる企業グループを課税上も一体として扱う制度。
- 外形標準課税:所得ではなく事業所の床面積や従業員数などを基準として税額を算定する課税方式。
消費税・流通税
- 消費税:物品やサービスなどの消費そのものを対象として課される税。
- 消費税還付:預かった消費税から支払った消費税を差し引き、差額がマイナスのとき還付を受ける制度。
- 登録免許税:登記や登録などを受ける際に課される流通税。
相続税・贈与税
- 相続税:被相続人から相続人が財産を受け継ぐ際に課される税。
- 贈与税:個人から年間110万円の基礎控除額を超える財産を譲り受けた場合に課される税。
- 小規模宅地等の特例:被相続人の居住用や事業用の宅地について、相続税の課税価格を一定割合減額できる特例。
- 物納(ぶつのう):現金による納付が困難な場合に、財産そのもので納税する方法。
地方税
- 地方税:地方公共団体が賦課・徴収する税で、道府県税と市町村税に分かれる。
税理士の用語が覚えられないときの3つのコツ
- 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
- 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
- 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。
とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。
なぜ税理士の用語暗記に「アプリ」が効くのか
税理士に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。
人は覚えた用語をすぐ忘れる
心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。
「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする
分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。
スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」
単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。税理士をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの3つの特長
- ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。 - ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。 - ③ 税理士・TOEIC・英検など資格別に収録
いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。
税理士学習にどう役立つ?
税理士の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。
「単語なう」で得をするのはこんな人
単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。
- 働きながら独学で税理士を目指す社会人
平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。 - 家事や育児の合間に勉強したい人
一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。 - 参考書だと三日坊主になりがちな人
〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。 - 通学・通勤時間が長い学生や受験生
毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。 - 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。
逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。
iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。
用語を使った税理士学習の進め方
- まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
- アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
- 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
- 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。
よくある質問
税理士の用語はどのくらい覚えればいい?
まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。
アプリと参考書、どちらで勉強すべき?
両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。
まとめ
税理士合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。
