エネルギー管理士の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「熱力学第一法則・内部エネルギー・比熱」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。

この記事では、エネルギー管理士でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。

エネルギー管理士合格は「用語の理解」から始まる

エネルギー管理士の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。

まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。

エネルギー管理士の頻出用語30選(分野別まとめ)

熱力学基礎

  • 熱力学第一法則:系に加えた熱は内部エネルギーの増加と外部にした仕事の合計に等しいという保存則。
  • 内部エネルギー:物質を構成する分子の運動と相互作用で蓄えられたエネルギーの総和で、状態だけで決まる。
  • 比熱:物質1kgの温度を1K上げるのに必要な熱量で、定圧と定容の2種類がある。
  • 潜熱:物質が状態変化する際に温度を変えずに使われる熱で、蒸発や融解に関わる。
  • 状態方程式:気体の圧力・体積・温度・物質量の関係を表す式で、理想気体ではPV=nRTで示される。
  • 断熱変化:外部との熱の出入りがない状態での変化で、圧縮時に温度上昇、膨張時に温度低下を招く。

熱機関・ボイラ

  • カルノーサイクル:二つの等温変化と二つの断熱変化からなり、同温度間で動作する熱機関の最高効率を示す。
  • 熱機関:高温熱源から熱を受け取り低温熱源へ捨てる過程で、熱エネルギーを継続的に仕事に変える装置。
  • ボイラ:燃料の燃焼熱で水を加熱して蒸気や温水を発生させ、動力や加熱に利用する装置。
  • 蒸気:水が沸点以上で気化したもので、圧力が高いほど飽和温度が高く熱媒体として広く利用される。
  • 蒸気表:各圧力・温度における蒸気の比体積・エンタルピー・エントロピーなどの物性値をまとめた表。

燃焼・熱損失

  • 燃焼:燃料が酸素と急激に反応して熱と光を発生する化学反応で、完全燃焼が熱効率向上の基本。
  • 不完全燃焼:空気不足などで燃料が燃え切らず一酸化炭素やすすが生じ、熱損失や公害を招く燃焼。
  • 過剰空気:完全燃焼を確実にするため理論空気量を超えて供給する空気で、多すぎると排ガス熱損失が増える。
  • 発熱量:燃料が完全燃焼したときに発生する熱量で、生成水の潜熱を含むか含まないかで分類される。
  • エコノマイザ:ボイラ排ガスの熱で給水を予熱し、排熱を有効利用してボイラ効率を高める熱交換器。
  • 熱損失:機器や配管から放熱・排ガス・漏えいなどで失われた熱で、低減が省エネの基本となる。
  • 熱回収:排ガスや排温水などの廃熱を取り出し予熱や給湯に再利用し、エネルギー効率を向上させること。

伝熱工学

  • 熱交換器:温度の異なる二つの流体間で熱を移動させ、並流式・向流式などの形態がある装置。
  • 伝熱:温度差によってエネルギーが移動する現象で、伝導・対流・放射の三つの基本形態がある。
  • 対流熱伝達:固体表面と接する流体の流れで熱が運ばれ、自然対流と強制対流の二つの方式がある。
  • 放射伝熱:物体が電磁波で放出・吸収してエネルギーが伝わり、媒体を必要とせず真空でも伝わる。
  • 熱通過率:固体壁を隔てた二流体間の総合的な熱伝わりやすさを表す係数で、記号Kで示される。
  • 乱流:流体が不規則な渦を伴って乱雑に流れる状態で、熱伝達や混合が促進される流れ。
  • 粘性:流体の流れにくさ・内部摩擦の大きさを表す性質で、温度変化に伴い変わる。

電気エネルギー

  • 力率:交流回路で有効電力が皮相電力に占める割合で、1に近いほど電力が効率的に使われる。
  • 皮相電力:電圧と電流の実効値の積で表される見かけの電力で、有効電力と無効電力のベクトル和。
  • 進相コンデンサ(しんそう):負荷と並列に接続して遅れの無効電力を打ち消し、力率を改善するコンデンサ。
  • 電動機:電気エネルギーを回転などの機械エネルギーに変え、工場動力の中心となる機器。
  • インバータ:直流または商用周波数の交流を任意の周波数・電圧の交流に変え、電動機回転数を可変制御する装置。

エネルギー管理士の用語が覚えられないときの3つのコツ

  1. 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
  2. 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
  3. 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。

とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。

なぜエネルギー管理士の用語暗記に「アプリ」が効くのか

エネルギー管理士に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。

人は覚えた用語をすぐ忘れる

心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。

「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする

分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。

スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」

単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。エネルギー管理士をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうのエネルギー管理士カード画面イメージ。用語の意味を〇×で判定する
用語と意味が表示され、合っていたら「〇」、違ったら「×」をタップ(またはスワイプ)するだけ

単語なうの3つの特長

  • ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
    カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。
  • ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
    「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。
  • ③ エネルギー管理士・TOEIC・英検など資格別に収録
    いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。

エネルギー管理士学習にどう役立つ?

エネルギー管理士の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。

「単語なう」で得をするのはこんな人

単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。

  • 働きながら独学でエネルギー管理士を目指す社会人
    平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。
  • 家事や育児の合間に勉強したい人
    一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。
  • 参考書だと三日坊主になりがちな人
    〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。
  • 通学・通勤時間が長い学生や受験生
    毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。
  • 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
    間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。

逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。

暗記アプリ「単語なう」をApp Storeで無料ダウンロード

iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。

用語を使ったエネルギー管理士学習の進め方

  1. まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
  2. アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
  3. 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
  4. 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。

よくある質問

エネルギー管理士の用語はどのくらい覚えればいい?

まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。

アプリと参考書、どちらで勉強すべき?

両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。

まとめ

エネルギー管理士合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。