看護師の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「看護過程・看護診断・看護介入」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。
この記事では、看護師でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。
看護師合格は「用語の理解」から始まる
看護師の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。
まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。
看護師の頻出用語30選(分野別まとめ)
看護の基礎理論
- 看護過程:アセスメントから評価まで5段階を循環させて患者の健康問題を系統的に解決する思考枠組み。
- 看護診断:アセスメントで把握した健康問題のうち、看護の介入で改善できる問題を医学用語で表現したもの。
- 看護介入:看護目標を達成するために看護師が実施する具体的なケアや援助の行為。
- ゴードン:11の機能的健康パターンに基づいて患者情報を系統的に整理する看護理論家の枠組み。
フィジカルアセスメント
- 体温:身体内部の温度で、腋窩や口腔で測定し成人の平熱は約36~37度である。
- 収縮期血圧:心臓が収縮して血液を送り出すときに動脈にかかる最も高い圧力で最高血圧ともいう。
- グラスゴー・コーマ・スケール:開眼・言語・運動の3項目で意識障害の程度を点数化して評価する国際的指標。
- 視診:目で見て患者の皮膚の色・形・動きなどを観察するフィジカルアセスメントの基本手技。
- チアノーゼ:血中酸素が不足して皮膚や粘膜が青紫色になる状態で、口唇や爪床で観察される。
基本的な看護技術
- ADL:食事・排泄・移動・更衣・入浴など日常生活を営むうえで必要な基本的な動作。
- 体位変換:自力で体位を変えられない患者の身体の向きを定期的に変える援助で褥瘡予防に重要。
- 仰臥位(ぎょうがい):あおむけに寝た体位で背部全体が支持され多くの処置や検査の基本となる。
- 移乗(いじょう):ベッドから車椅子へ移るなど異なる支持面へ身体を移す動作の援助。
- 全身清拭(ぜんしんせいしき):患者の全身を拭いて清潔を保つとともに皮膚を観察し爽快感を提供する援助。
感染対策と安全管理
- 無菌操作:滅菌された器具や部位を微生物で汚染させないように取り扱う操作で注射や創傷処置で実施。
- 標準予防策:すべての患者の血液・体液・分泌物を感染源とみなして対応する基本的な感染対策。
- 空気感染:病原体を含む微小な飛沫核が空気中に漂い吸入されることで伝播する感染経路。
- 身体抑制:患者の安全確保のためにやむを得ず身体の動きを制限する措置で最小限化が原則。
治療・処置の援助
- 経口与薬:薬剤を口から飲ませて投与する与薬方法で最も一般的で侵襲が少ない。
- 点滴静脈内注射:薬液や輸液を一定時間かけて静脈内へ持続的に注入する治療方法。
- 検体採取:検査のために血液・尿・喀痰・便などの試料を患者から採取する処置。
- 浣腸(かんちょう):薬液を肛門から直腸内へ注入して排便を促したり腸内を洗浄したりする処置。
- 温罨法(おんあんぽう):温熱刺激により血行を促進し疼痛緩和・保温・腸蠕動促進を図る療法。
- 吸入療法:薬剤を霧状にして気道や肺に直接到達させる治療でネブライザーなどを用いる。
- 創傷管理(そうしょうかんり):創の治癒を促進し感染を防ぐために洗浄・被覆・観察を行う援助。
患者教育と倫理
- インフォームドコンセント:医療者が十分に説明し患者が理解・納得したうえで治療に同意することの重要性。
- リビングウィル:延命治療などについて判断能力のあるうちに本人が示す事前の意思表示。
- SOAP:主観的情報・客観的情報・アセスメント・計画の順に整理して記録する経過記録方法。
精神・社会的支援
- 受容:患者をありのままに受け入れてその存在と感情を尊重する看護師の基本的態度。
- ストレスコーピング:ストレスにうまく対処しようとする心理的・行動的な努力と工夫。
看護師の用語が覚えられないときの3つのコツ
- 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
- 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
- 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。
とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。
なぜ看護師の用語暗記に「アプリ」が効くのか
看護師に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。
人は覚えた用語をすぐ忘れる
心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。
「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする
分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。
スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」
単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。看護師をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの3つの特長
- ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。 - ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。 - ③ 看護師・TOEIC・英検など資格別に収録
いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。
看護師学習にどう役立つ?
看護師の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。
「単語なう」で得をするのはこんな人
単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。
- 働きながら独学で看護師を目指す社会人
平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。 - 家事や育児の合間に勉強したい人
一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。 - 参考書だと三日坊主になりがちな人
〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。 - 通学・通勤時間が長い学生や受験生
毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。 - 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。
逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。
iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。
用語を使った看護師学習の進め方
- まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
- アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
- 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
- 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。
よくある質問
看護師の用語はどのくらい覚えればいい?
まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。
アプリと参考書、どちらで勉強すべき?
両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。
まとめ
看護師合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。
