社労士(社会保険労務士)の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「老齢年金・遺族年金・障害年金」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。
この記事では、社労士(社会保険労務士)でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。
社労士(社会保険労務士)合格は「用語の理解」から始まる
社労士(社会保険労務士)の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。
まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。
社労士(社会保険労務士)の頻出用語30選(分野別まとめ)
公的年金制度
- 老齢年金:高齢になったときに受け取れる公的年金で、老齢基礎年金と老齢厚生年金からなります。
- 遺族年金:家計の担い手が亡くなったときに残された遺族が受け取れる公的年金です。
- 障害年金:病気やけがで重い障害を負ったときに受け取れる公的年金です。
- 第3号被保険者:会社員の配偶者で、20歳以上60歳未満の扶養配偶者のことです。
- 受給資格期間:公的年金受給に必要な加入期間で、現在は10年です。
- 国民年金基金:自営業者等が国民年金に上乗せして加入できる任意の年金制度です。
- 企業年金:企業が労使合意により設立し、厚生年金に上乗せして受け取れる年金です。
- 共済年金(きょうさいねんきん):公務員と私立学校教職員が加入した公的年金で、平成27年に厚生年金と一元化されました。
- 標準報酬月額:月給を等級に区分したもので、厚生年金の保険料と年金額計算に使用します。
- 年金の受給開始年齢:公的年金は原則65歳から受給でき、繰り上げ・繰り下げにより年金額が変わります。
年金財政・運用
- 財政検証:長期の公的年金収支見通しを作成し、財政の健全性を定期的に検証します。
- 所得代替率:年金受取開始時の年金額が現役世代の所得に対してどの程度の割合かを示します。
- 積立度合:前年度末の積立金が当年度支出の何年分に相当するかを示す指標です。
- 年金積立金管理運用独立行政法人(ねんきんつみたてきんかんりうんようどくりつぎょうせいほうじん):年金積立金の管理と資産運用を業務とする独立行政法人で、略称はGPIFです。
- 基礎年金拠出金:基礎年金給付のために各公的年金制度が分担して負担している資金です。
- 保険料免除制度:本人や世帯の所得が一定以下のときに国民年金保険料が免除される制度です。
- 納付猶予制度:20歳から50歳で所得が一定以下のときに国民年金保険料納付が猶予される制度です。
雇用保険
- 基本手当:雇用保険加入者が退職した場合、生活の安定と求職活動を促すために支給される給付です。
- 所定給付日数:基本手当が支給される日数で、退職理由や年齢などで異なり90日から360日です。
- 育児休業給付金:育児休業中、雇用保険加入者に支払われる給付金で、給与の67%相当です。
- 介護休業給付金:介護休業中、雇用保険加入者に支払われる給付金で、給与の67%相当です。
- キャリアアップ助成金:有期雇用労働者の正社員転換や処遇改善に取り組む企業に対する助成金です。
労働条件・賃金
- 法定労働時間:法律で定められた労働時間の上限で、原則1日8時間、1週40時間です。
- 割増賃金:法定労働時間超過や法定休日労働時に支払う賃金で、割合は従事内容で異なります。
- 同一労働同一賃金:正社員か否かに関わらず、同じ仕事に対して同じ給与を支払う考え方です。
- 短時間労働者:週の所定労働時間が通常労働者の4分の3未満である労働者のことです。
- 休業手当:会社都合で従業員を休ませた場合に支給する手当で、平均賃金の60%以上です。
社会保険給付
- 出産手当金:健康保険加入者が産休中に給与が支払われない場合、給与の3分の2相当が支給されます。
- 出産育児一時金:健康保険加入者が出産した時、分娩費用補助として児童1人につき一定額が支給されます。
- 高額療養費制度:医療費が高額になったときに限度額を超えた部分が払い戻される制度です。
社労士(社会保険労務士)の用語が覚えられないときの3つのコツ
- 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
- 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
- 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。
とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。
なぜ社労士(社会保険労務士)の用語暗記に「アプリ」が効くのか
社労士(社会保険労務士)に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。
人は覚えた用語をすぐ忘れる
心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。
「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする
分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。
スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」
単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。社労士(社会保険労務士)をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの3つの特長
- ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。 - ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。 - ③ 社労士(社会保険労務士)・TOEIC・英検など資格別に収録
いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。
社労士(社会保険労務士)学習にどう役立つ?
社労士(社会保険労務士)の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。
「単語なう」で得をするのはこんな人
単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。
- 働きながら独学で社労士(社会保険労務士)を目指す社会人
平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。 - 家事や育児の合間に勉強したい人
一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。 - 参考書だと三日坊主になりがちな人
〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。 - 通学・通勤時間が長い学生や受験生
毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。 - 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。
逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。
iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。
用語を使った社労士(社会保険労務士)学習の進め方
- まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
- アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
- 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
- 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。
よくある質問
社労士(社会保険労務士)の用語はどのくらい覚えればいい?
まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。
アプリと参考書、どちらで勉強すべき?
両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。
まとめ
社労士(社会保険労務士)合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。
