弁理士の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「特許権・特許出願・クレーム」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。
この記事では、弁理士でくり返し問われる用語を29個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。
弁理士合格は「用語の理解」から始まる
弁理士の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。
まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の29語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。
弁理士の頻出用語29選(分野別まとめ)
特許
- 特許権:特許を受けた発明について発生し、その製品を独占的に製造・販売できる権利です。
- 特許出願:特許を受けるため、明細書・クレーム・図面・要約書を特許庁に提出する手続です。
- クレーム:特許請求の範囲に記載された個々の請求項で、保護を受けたい発明の具体的内容です。
- 独立クレーム:他のクレームを参照せず、一つで完結した請求項のことです。
- 新規性(しんきせい):発明が従来になかった新しいものであることで、特許成立の必須要件です。
- 先願主義:同じ発明について最初に出願した者が特許権を受け得る原則です。
- 公知(こうちょく):不特定多数の者に知られている状態で、インターネット上の公知も含みます。
- ソフトウェア特許:ソフトウェア発明を対象とした特許で、プログラムの処理方法などが保護対象です。
- ビジネスモデル発明:ビジネスの仕組みや方法に関する発明で、ソフトウェア発明の一種です。
- アルゴリズム特許:アルゴリズム発明を対象とした特許で、計算方法などの保護を扱います。
- 実施例(じっしれい):明細書に記載される発明の具体的な実現例で、実施形態とも呼ばれます。
実用新案・意匠
- 意匠権(いしょうけん):登録意匠について発生し、その意匠を施した製品を独占的に製造・販売できる権利です。
- 意匠登録出願(いしょうとうろくしゅつがん):意匠権による保護を受けるため、特許庁に行う出願手続です。
- 登録意匠(とうろくいしょう):特許庁に出願・審査を経て原簿に登録された意匠で、25年間保護されます。
商標
- 商標(しょうひょう):商品やサービスに使われるブランド名やマークなどの標章のことです。
- 商標登録出願(しょうひょうとうろくしゅつがん):商標登録を受けるため、商標と使用する商品・役務を指定して行う出願です。
- 区分(くぶん):商標登録出願で、その商標を使用する商品・役務を分類する区分けです。
- 称呼(しょうこ):商標の読み方や聴こえ方で、他の商標との類似判断に使われます。
- 観念類似(かんねんるいじ):対比される商標のイメージやコンセプトが似ていることです。
- 慣用商標(かんようしょうひょう):当初は識別力があったが、多数の同業者が普通に使用して識別力を失った商標です。
- 標準文字(ひょうじゅんもじ):
手続・制度
- 拒絶査定(きょぜつさてい):審査官が拒絶理由が解消されないと判断して出す、権利を付与しない行政処分です。
- 意見書(いけんしょ):拒絶理由通知に対して、権利の成立要件を備えていることを主張する書面です。
- 中間処理(ちゅうかんしょり):出願後、権利化に向けて特許庁との間で行われる各種手続の総称です。
- 情報提供(じょうほうていきょう):第三者が審査に役立つ文献を特許庁に提出する手続です。
- パリ優先(ぱりゆうせん):パリ条約に基づく優先権主張の手続で、外国での先出願に基づいて権利化できます。
- 国内優先(こくないゆうせん):日本国内での先出願に基づいて優先権を主張する制度です。
権利管理
- 年金(ねんきん):特許権・意匠権・商標権などを維持するため、特許庁に納付するお金です。
- 訂正(ていせい):成立した権利の内容を修正する手続で、補正より修正範囲が制限されます。
弁理士の用語が覚えられないときの3つのコツ
- 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
- 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
- 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。
とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。
なぜ弁理士の用語暗記に「アプリ」が効くのか
弁理士に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。
人は覚えた用語をすぐ忘れる
心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。
「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする
分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。
スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」
単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。弁理士をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの3つの特長
- ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。 - ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。 - ③ 弁理士・TOEIC・英検など資格別に収録
いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。
弁理士学習にどう役立つ?
弁理士の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。
「単語なう」で得をするのはこんな人
単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。
- 働きながら独学で弁理士を目指す社会人
平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。 - 家事や育児の合間に勉強したい人
一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。 - 参考書だと三日坊主になりがちな人
〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。 - 通学・通勤時間が長い学生や受験生
毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。 - 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。
逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。
iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。
用語を使った弁理士学習の進め方
- まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
- アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
- 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
- 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。
よくある質問
弁理士の用語はどのくらい覚えればいい?
まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。
アプリと参考書、どちらで勉強すべき?
両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。
まとめ
弁理士合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の29語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。
