電験三種の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「オームの法則・クーロンの法則・ミルマンの定理」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。

この記事では、電験三種でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。

電験三種合格は「用語の理解」から始まる

電験三種の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。

まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。

電験三種の頻出用語30選(分野別まとめ)

電気回路・法則

  • オームの法則:電流は電圧に比例し、抵抗に反比例する関係を示す基本法則です。
  • クーロンの法則:同じ極性の電荷は反発し、異なる極性は吸引する力を表す法則です。
  • ミルマンの定理:複数の電源と抵抗が並列された回路の端子電圧を求める定理です。
  • 抵抗:電流の流れを妨げる性質で、電圧と電流によって決まる基本要素です。
  • 電位(でんい):1クーロンの正電荷が持つ位置エネルギーを示す値です。
  • 短絡電流(たんらくでんりゅう):導体同士の接触により負荷抵抗がゼロに近くなったときに流れる電流です。

電磁気・磁気

  • 磁気回路のオームの法則:起磁力と磁束の関係を電気回路と同様に扱う法則です。
  • 磁束(じそく):磁界を表現する磁力線の束で、磁場の強さを示します。
  • 磁束密度(じそくみつど):単位面積あたりの磁束の密度で、磁界の強さを表します。
  • 磁界の強さ(じかいのつよさ):磁気的影響が及ぶ空間で、ベクトルで表される磁場の強さです。
  • 磁気抵抗(じきていこう):磁路における抵抗で、磁束の流れにくさを表します。
  • 透磁率(とうじりつ):物質がどれくらい磁化しやすいかを示す物理量です。
  • 電磁力(でんじりょく):磁界と電流の相互作用によって生じる力です。
  • 電界の強さ(でんかいのつよさ):1クーロンの電荷が受ける静電気力を示す値です。
  • 誘電率(ゆうでんりつ):誘電体の分極のしやすさを表す物質定数です。

電力・エネルギー

  • 電力(でんりょく):電流と電圧の積で、単位時間当たりのエネルギーです。
  • 無効電力(むこうでんりょく):交流回路で負荷に消費されず往復する電力成分です。
  • コンデンサのエネルギー:コンデンサに蓄えられる静電エネルギーを計算する式があります。
  • 水力発電出力(すいりょくはつでんしゅつりょく):水量と落差により決まる水力発電が生み出す出力です。
  • 比速度(ひそくど):落差1mで1kWを生じさせる水車の回転速度です。
  • 需要率(じゅようりつ):設備合計容量に対する最大需要電力の割合です。
  • 負荷率(ふかりつ):契約電力に対する年間消費電力量の割合を示します。

交流理論

  • 周期と周波数(しゅうきとしゅうはすう):交流の1回の繰り返し時間と1秒間の繰り返し回数です。
  • 正弦波交流の実効値(せいげんなこうりゅうのじっこうち):交流の最大値を2分の平方根で割った実際の仕事をする値です。
  • 波形率(はけいりつ):波形における実効値と平均値の比率です。
  • 容量性リアクタンス(ようりょうせいりあくたんす):コンデンサが示す交流への抵抗値です。

高圧機器・保護装置

  • 碍子(がいし):電気の絶縁と電線支持を目的とした電柱上の器具です。
  • 避雷器(ひらいき):落雷による過電圧から電気機器を保護する装置です。
  • 真空遮断器(しんくうしゃだんき):高圧受変電設備で広く用いられる遮断装置です。
  • トランス:電圧を所定の値に変える変圧器の総称です。

電験三種の用語が覚えられないときの3つのコツ

  1. 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
  2. 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
  3. 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。

とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。

なぜ電験三種の用語暗記に「アプリ」が効くのか

電験三種に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。

人は覚えた用語をすぐ忘れる

心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。

「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする

分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。

スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」

単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。電験三種をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの電験三種カード画面イメージ。用語の意味を〇×で判定する
用語と意味が表示され、合っていたら「〇」、違ったら「×」をタップ(またはスワイプ)するだけ

単語なうの3つの特長

  • ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
    カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。
  • ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
    「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。
  • ③ 電験三種・TOEIC・英検など資格別に収録
    いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。

電験三種学習にどう役立つ?

電験三種の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。

「単語なう」で得をするのはこんな人

単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。

  • 働きながら独学で電験三種を目指す社会人
    平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。
  • 家事や育児の合間に勉強したい人
    一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。
  • 参考書だと三日坊主になりがちな人
    〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。
  • 通学・通勤時間が長い学生や受験生
    毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。
  • 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
    間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。

逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。

暗記アプリ「単語なう」をApp Storeで無料ダウンロード

iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。

用語を使った電験三種学習の進め方

  1. まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
  2. アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
  3. 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
  4. 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。

よくある質問

電験三種の用語はどのくらい覚えればいい?

まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。

アプリと参考書、どちらで勉強すべき?

両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。

まとめ

電験三種合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。