司書の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「NDC・分類番号・著者記号」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。
この記事では、司書でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。
司書合格は「用語の理解」から始まる
司書の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。
まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。
司書の頻出用語30選(分野別まとめ)
資料の分類と組織化
- NDC:日本十進分類法の略称。0から9の数字で10の分野に区分し、最も広く使われている分類体系。
- 分類番号:NDCなどの分類法によって定められた、資料の内容分野を表す番号。
- 著者記号:著者名の一部を記号化したもので、請求記号の一部として同分類内の排列順を定める。
- 別置:規定の棚に置けない資料や特定資料を、通常とは別の場所に置くこと。
- 開架:利用者が自由に立ち入って資料を手に取れる状態の書架。
目録と検索
- 目録:図書館にある資料に関する記録のリスト。タイトル・著者・件名などの情報を整理したもの。
- オンライン目録:コンピュータで検索可能な目録データベース。OPACとしても知られている。
- 書誌データ:本のタイトル・著者・出版者・出版年など、資料を識別するためのデータ。
- アクセスポイント:目録において資料を検索する手がかりとなる、著者名・書名・件名などの標目。
- 件名標目表:資料の主題を表現する用語を一定の体系のもとに編集した一覧表。
- 典拠:標目の正しい表現形を定め、異なる表現形との関連を管理するためのよりどころ。
- 総合目録(そうごうもくろく):複数の図書館の書誌や所蔵情報を集録した目録。
- ISBN:国際標準図書番号。図書ごとに付与される国際的な識別番号。
レファレンスサービス
- レファレンスサービス:利用者の調べものや資料探索を司書が支援し、情報や資料を提供する業務。
- 一次資料(いちじしりょう):オリジナルな情報を記載した資料。研究や調査のもととなる原資料。
- 参考文献:研究や調査の参考とした文献。情報の出所を示すもの。
- 白書(はくしょ):政府や地方公共団体が刊行する公的な報告書。
資料の種類と形態
- 和書(わしょ):日本語で書かれ、日本で刊行された図書。
- 学術雑誌:研究論文を収載して刊行される専門的な雑誌。
- 製本雑誌(せいほんざっし):複数号の雑誌を綴じ合わせて一冊にまとめ、保存処理した雑誌。
- 叢書(そうしょ):複数の書物を一定の方針でまとめて刊行したシリーズ。
- 新書(しんしょ):縦約18cm、横約11cmで文庫本よりやや大きい判型の出版物。
- AV資料:ビデオ・CD・DVDなどの視聴覚資料。
- 奥付(おくつき):図書や雑誌の巻末にある、著者名・書名・出版者・発行年などを記したページ。
図書館間連携と情報サービス
- ILL:図書館相互間で資料の貸借や文献複写を依頼し合う相互協力システム。
- 所蔵(しょぞう):図書館が資料を所有していること。
- 延滞(えんたい):返却期限を過ぎても資料を返却しないこと。
- コンソーシアム:複数の機関が共同して目的に沿った活動を行うために結成される団体。
- 国立国会図書館(こくりつこっかいとしょかん):国会の図書館として国立国会図書館法で定められた、日本の国立図書館。
デジタル化と電子資源
- 電子図書館:電子化された資料をコンピュータやネットワークを通じて検索・利用できる図書館。
司書の用語が覚えられないときの3つのコツ
- 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
- 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
- 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。
とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。
なぜ司書の用語暗記に「アプリ」が効くのか
司書に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。
人は覚えた用語をすぐ忘れる
心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。
「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする
分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。
スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」
単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。司書をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの3つの特長
- ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。 - ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。 - ③ 司書・TOEIC・英検など資格別に収録
いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。
司書学習にどう役立つ?
司書の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。
「単語なう」で得をするのはこんな人
単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。
- 働きながら独学で司書を目指す社会人
平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。 - 家事や育児の合間に勉強したい人
一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。 - 参考書だと三日坊主になりがちな人
〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。 - 通学・通勤時間が長い学生や受験生
毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。 - 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。
逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。
iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。
用語を使った司書学習の進め方
- まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
- アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
- 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
- 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。
よくある質問
司書の用語はどのくらい覚えればいい?
まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。
アプリと参考書、どちらで勉強すべき?
両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。
まとめ
司書合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。
