言語聴覚士の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「言語聴覚士・ブローカ失語・ウェルニッケ失語」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。

この記事では、言語聴覚士でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。

言語聴覚士合格は「用語の理解」から始まる

言語聴覚士の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。

まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。

言語聴覚士の頻出用語30選(分野別まとめ)

失語症

  • 言語聴覚士:音声・言語・聴覚・摂食嚥下に関わる障害の検査と訓練を行う国家資格の専門職。
  • ブローカ失語:前頭葉の損傷により、理解は保たれるが発話が非流暢で単語が出にくくなる失語症。
  • ウェルニッケ失語:側頭葉の損傷により、流暢に話すが意味不明で、理解も障害される失語症。
  • 健忘失語:理解と発話は保たれるが、物や人の名前が想起しにくい比較的軽度の失語症。
  • 超皮質性感覚失語:理解が障害される一方で、聞いた言葉をそのまま繰り返す復唱は保たれる失語症。
  • ジャルゴン:意味不明な造語や単語が流暢に続く発話。重度のウェルニッケ失語で見られる。
  • 復唱:聞いた言葉や文をそのまま繰り返して言うこと。失語症の分類で重要な評価項目。

構音・音声障害

  • 吃音(きつおん):話す際に音の繰り返しや引き伸ばし、ブロックが生じて滑らかに話せない障害。
  • 運動障害性構音障害:脳や神経・筋の障害により、発声発語器官の運動が障害されて発音が不明瞭になる状態。
  • 仮性球麻痺(かせいきゅうまひ):延髄より上位の脳損傷により、嚥下困難や構音障害などが生じる状態。
  • 声帯:喉頭内の左右一対のひだ状組織。呼気で振動して音声を生成する。

聴覚障害

  • 聴覚障害:音を聞き取る聴覚機能が低下または失われた状態。難聴ともいう。
  • 混合性難聴:伝音難聴と感音難聴の両方の要素を併せ持つ難聴。
  • 人工内耳:重度難聴に対し、内耳を迂回して聴神経を電気刺激し音聴を可能にする埋め込み型装置。

摂食嚥下障害

  • 嚥下(えんげ):口に取り込んだ食物や飲み物を咽頭・食道を経て胃へ送り込む運動。
  • 口腔送り込み期:嚥下の段階で、舌で食塊を硬口蓋に押し付けて咽頭へ送り込む段階。
  • 誤嚥(ごえん):食物や飲み物が気管に入ること。誤嚥性肺炎の主な原因。
  • 喉頭侵入:食物や唾液が喉頭前庭に入り込むが声門は越えない状態。
  • 舌根沈下(ぜっこんちんか):舌の根元が上気道を狭窄または閉塞させる状態。筋緊張低下で生じる。
  • 間接訓練:食物を用いず、口や舌の運動や嚥下反射の誘発などを行う摂食嚥下訓練。
  • 口腔マッサージ:口腔内を刺激して唾液分泌と血流を増加させる方法。高齢者に有効。
  • 口腔ケア:歯ブラシなどで口腔内を清掃し、歯垢や細菌を取り除く衛生管理。
  • 口腔機能低下症:加齢や疾患により口腔機能が複合的に低下し、咀嚼障害や摂食嚥下障害につながる疾患。

高次脳機能・認知

  • 高次脳機能障害:脳損傷により記憶・注意・言語などの知的機能が障害される状態。
  • 遂行機能障害:目標の設定・計画・実行・修正といった段取りよく物事を進める機能が障害される症状。
  • 失認(しつにん):感覚機能は保たれているのに、見たり聞いたりした対象を認識できなくなる症状。
  • 着衣失行:麻痺や失認がないのに衣服をきちんと着ることができない状態。
  • 認知症:脳の障害により認知機能が低下して、日常生活全般に支障が出る状態。

評価・検査法

  • 嚥下造影検査:造影剤入り食品を飲み込む様子をX線動画で撮影し、嚥下機能と誤嚥を評価する検査。VFと略す。
  • オージオグラム:純音聴力検査の結果を周波数と聴力レベルで記録するグラフ。

言語聴覚士の用語が覚えられないときの3つのコツ

  1. 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
  2. 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
  3. 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。

とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。

なぜ言語聴覚士の用語暗記に「アプリ」が効くのか

言語聴覚士に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。

人は覚えた用語をすぐ忘れる

心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。

「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする

分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。

スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」

単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。言語聴覚士をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの言語聴覚士カード画面イメージ。用語の意味を〇×で判定する
用語と意味が表示され、合っていたら「〇」、違ったら「×」をタップ(またはスワイプ)するだけ

単語なうの3つの特長

  • ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
    カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。
  • ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
    「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。
  • ③ 言語聴覚士・TOEIC・英検など資格別に収録
    いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。

言語聴覚士学習にどう役立つ?

言語聴覚士の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。

「単語なう」で得をするのはこんな人

単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。

  • 働きながら独学で言語聴覚士を目指す社会人
    平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。
  • 家事や育児の合間に勉強したい人
    一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。
  • 参考書だと三日坊主になりがちな人
    〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。
  • 通学・通勤時間が長い学生や受験生
    毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。
  • 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
    間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。

逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。

暗記アプリ「単語なう」をApp Storeで無料ダウンロード

iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。

用語を使った言語聴覚士学習の進め方

  1. まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
  2. アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
  3. 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
  4. 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。

よくある質問

言語聴覚士の用語はどのくらい覚えればいい?

まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。

アプリと参考書、どちらで勉強すべき?

両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。

まとめ

言語聴覚士合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。