ビル管理士の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「キュービクル・ボイラー・貯水槽」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。

この記事では、ビル管理士でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。

ビル管理士合格は「用語の理解」から始まる

ビル管理士の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。

まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。

ビル管理士の頻出用語30選(分野別まとめ)

建築設備の基礎

  • ボイラー:建物全体に暖房と温水を供給するための大型熱源装置です。
  • 中央監視装置(ちゅうおうかんしそうち):防災センターなどから建物内の各設備を遠隔操作・監視するコンピューター系統です。
  • ドアクローザー:重い扉を油圧でゆっくり自動閉鎖するため、扉上部に取り付けられた装置です。

空調・換気設備

  • エアハンドリングユニット:AHUと略され、大型エアコンのように室内に空調を配給する中央集約的な設備です。
  • ファンコイルユニット:FCUと略され、配管を通じて冷温水を運び各所に設置した小型送風機で局所冷暖房を行います。
  • SA:SupplyAirの略で、空調設備から室内に供給される給気を指します。
  • RA:ReturnAirの略で、室内から空調機に戻される還気を指します。
  • OA:OutdoorAirの略で、空調システムに取り込まれる外気を指します。

給排水設備

  • 貯水槽(ちょすいそう):受水槽や高架水槽など、給水・給湯用の水を貯めておく設備の総称です。
  • 汚水槽(おすいそう):地下階の排水を汚水ポンプで公共下水道へ送るため、使用済み水を一時的に貯蔵する設備です。
  • 逆止弁(ぎゃくしばん):水道配管内に設置し、水が一方向のみに流れるよう制御する弁装置です。
  • 残留塩素測定(ざんりゅうえんそそくていい):給水栓から採水した水に試験薬を加え、塩素濃度を色で判定する検査です。

電気設備

  • キュービクル:高圧電気を低圧に変換する変圧器を収納した金属製の電気設備です。
  • 非常用発電機(ひじょうようはつでんき):災害や停電時に建物内に電力を供給するための予備発電機装置です。
  • ELB:漏電遮断器のことで、電気回路の漏電を検出して自動遮断する安全装置です。
  • MCCB:過電流遮断器のことで、電気使用量が多すぎるときに自動で遮断する保護装置です。
  • 変圧器(へんあつき):高電圧を低電圧に、または低電圧を高電圧に変換する電気機器です。
  • 交流(こうりゅう):時間の経過により正負が周期的に変化する電流で、一般的な電源に用いられます。
  • 直流(ちょくりゅう):常に同じ方向に流れる電流で、DC表記される場合もあります。
  • テスター:直流と交流の両方の電圧電流を測定できるビル管理業務に欠かせない計測工具です。
  • クランプメーター:配線を切らずに挟んで電流を測定できる計測工具です。

消防・安全設備

  • 防火ダンパー(ぼうかだんぱー):空調ダクト内に設置され、火災時に熱でヒューズが溶けて火の拡散を防止する装置です。
  • 自動火災報知設備(じどうかさいほうちせつび):天井の煙感知器などが火災を自動検知し、ビル全体に通知する警報システムです。
  • 消火栓(しょうかせん):火災時に建物内から消火活動を行うため、ホースと消火用水を供給するバルブです。
  • 防煙垂壁(ぼうえんすいへき):火災時に発生する煙が広がるのを防ぐため、500㎡ごとに建物内を区画する垂直壁です。
  • 消防設備点検(しょうぼうせつびてんけん):消防法で義務付けられた、スプリンクラーや感知器などの定期検査です。

保守管理業務

  • 空気環境測定(くうきかんきょうそくていい):特定建築物で2か月ごとに午前午後2回、室内の空気質を測定する法定点検です。
  • 営繕(えいぜん):ビル内の壊れた設備機器や建具を修理・交換する維持管理業務です。
  • 水光熱メーター検針(すいこうねつめーたーけんしん):各テナントの電気・ガス・水道メーターを読み取り、使用量を計算する業務です。
  • 業務独占資格(ぎょうむどくせんしかく):その資格保有者のみが行うことを法で許可される業務独占の国家資格です。

ビル管理士の用語が覚えられないときの3つのコツ

  1. 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
  2. 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
  3. 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。

とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。

なぜビル管理士の用語暗記に「アプリ」が効くのか

ビル管理士に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。

人は覚えた用語をすぐ忘れる

心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。

「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする

分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。

スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」

単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。ビル管理士をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうのビル管理士カード画面イメージ。用語の意味を〇×で判定する
用語と意味が表示され、合っていたら「〇」、違ったら「×」をタップ(またはスワイプ)するだけ

単語なうの3つの特長

  • ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
    カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。
  • ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
    「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。
  • ③ ビル管理士・TOEIC・英検など資格別に収録
    いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。

ビル管理士学習にどう役立つ?

ビル管理士の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。

「単語なう」で得をするのはこんな人

単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。

  • 働きながら独学でビル管理士を目指す社会人
    平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。
  • 家事や育児の合間に勉強したい人
    一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。
  • 参考書だと三日坊主になりがちな人
    〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。
  • 通学・通勤時間が長い学生や受験生
    毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。
  • 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
    間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。

逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。

暗記アプリ「単語なう」をApp Storeで無料ダウンロード

iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。

用語を使ったビル管理士学習の進め方

  1. まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
  2. アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
  3. 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
  4. 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。

よくある質問

ビル管理士の用語はどのくらい覚えればいい?

まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。

アプリと参考書、どちらで勉強すべき?

両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。

まとめ

ビル管理士合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。