ITパスポートの勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「経営理念・CEO・CIO」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。
この記事では、ITパスポートでくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。
ITパスポート合格は「用語の理解」から始まる
ITパスポート試験はストラテジ・マネジメント・テクノロジの3分野から出題され、IT・経営の幅広い用語が問われます。カタカナ用語や略語の意味を押さえることが得点に直結します。
まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。
ITパスポートの頻出用語30選(分野別まとめ)
経営戦略
- 経営理念:企業が事業を遂行する上での基本的な価値観と根本的な目的を示した文章。
- CEO:企業戦略の決定と中長期的な経営事項に責任を負う最高経営責任者。
- CIO:経営戦略に沿ったIT投資計画と情報戦略の策定に責任を持つ最高情報責任者。
- デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を活用して生活や事業構造に破壊的な変革をもたらし、新しい価値を創出するイノベーション。
- アウトソーシング:自社の業務の一部または全部を外部業者に委託することで、コスト削減や専門性の活用を図る経営戦略。
- 規模の経済(きぼのけいざい):生産量の増加に伴い単位当たりの費用が減少し、利益率が高まる傾向。
ビジネス分析
- 4P:製品、価格、宣伝、流通の四つの要素から販売戦略を分析する売り手側の視点。
- 系統図(けいとうず):目的達成の手段を段階的にツリー状に展開し、問題解決に役立てる分析方法。
- マトリックス図:二つの要素を行と列に配置し、交点に関連度を数値や記号で示す分析方法。
- 損益分岐点(そんえきぶん岐てん):売上と費用が同額となり、利益も損失もゼロになる売上高。
- バックキャスティング:未来の目標を設定し、そこから現在を逆算して実現に向けた現在のアクションを考える思考法。
- シックスシグマ:統計分析と品質管理手法を用いて製造工程を分析し、不良率低下と顧客満足度向上を目指す経営手法。
- JIT:必要なものを必要なときに必要な量だけ生産することで、在庫の無駄をなくし最適化する生産方式。
- フリーミアム:基本サービスは無料で提供し、高度な機能については料金を課金する収益モデル。
情報システム開発
- 非機能要件(ひきのうようけん):システムが備えるべき機能以外の要件で、品質、性能、運用・操作性などの要件。
- XP(えっくすぴー):1990年代後半に提唱されたアジャイルソフトウェア開発手法の先駆け。
情報システム運用
- ソフトウェア保守:システム運用開始後の機能改善やバグ対応、ビジネス環境の変化への対応を行うプロセス。
- 問題管理(もんだいかんり):インシデント発生の原因調査と再発防止対策を提案するサービスマネジメントのプロセス。
- 職場分掌(しょくばぶんしょう):不正や誤りを防ぐため、担当者の職責と権限を適切に分離し相互牽制を働かせる体制。
情報セキュリティ
- 営業秘密(えいぎょうひみつ):秘密管理性、有用性、非公知性を備えた組織の情報で、不正競争防止法で保護される。
- 不正アクセス禁止法:本人許可なくIDやパスワードを使った認証ページへの接続行為を禁止する法律。
- 公益通報者保護法:労働者が法律違反を通報した場合の解雇や不利益扱いを禁止し保護する法律。
- ワンタイムパスワード:一度しか使えない使い捨てパスワードで、固定パスワードより高いセキュリティ強度を実現。
- DLP:機密情報の自動特定と社外への持出しをブロックして、情報漏洩を防止する仕組み。
- スパイウェア:意図せずインストールされ、利用者の情報を勝手に収集し外部に送信する不正プログラム。
- ディレクトリトラバーサル:ファイル名を直接指定して許可されないファイルを不正に閲覧する攻撃方法。
ICT技術
- AI:人間の知能による活動を代わって行う技術で、推論や問題解決などに用いられるシステム。
- M2M(えむ・ツー・えむ):通信ネットワークを通じて機械同士が情報をやり取りし、人間を介さず自立的に協調制御する仕組み。
- コネクテッドカー:ICT端末機能を持ち、車両データを取得・分析してネットワークを通じて新たな価値を生み出す自動車。
- RFID(あーるえふあいでぃー):電磁界や電波を用いてICタグと非接触でデータをやり取りする技術。
ITパスポートの用語が覚えられないときの3つのコツ
- 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
- 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
- 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。
とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。
なぜITパスポートの用語暗記に「アプリ」が効くのか
ITパスポートに挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。
人は覚えた用語をすぐ忘れる
心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。
「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする
分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。
スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」
単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。ITパスポートをはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの3つの特長
- ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。 - ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。 - ③ ITパスポート・TOEIC・英検など資格別に収録
いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。
ITパスポート学習にどう役立つ?
ITパスポートの用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。
「単語なう」で得をするのはこんな人
単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。
- 働きながら独学でITパスポートを目指す社会人
平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。 - 家事や育児の合間に勉強したい人
一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。 - 参考書だと三日坊主になりがちな人
〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。 - 通学・通勤時間が長い学生や受験生
毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。 - 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。
逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。
iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。
用語を使ったITパスポート学習の進め方
- まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
- アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
- 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
- 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。
よくある質問
ITパスポートの用語はどのくらい覚えればいい?
まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。
アプリと参考書、どちらで勉強すべき?
両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。
まとめ
ITパスポート合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。
