はり師・きゅう師の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「気・血・気血水」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。

この記事では、はり師・きゅう師でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。

はり師・きゅう師合格は「用語の理解」から始まる

はり師・きゅう師の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。

まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。

はり師・きゅう師の頻出用語30選(分野別まとめ)

基礎理論

  • (き):全身を巡って生命活動の原動力となる、目に見えないエネルギー。
  • (けつ):飲食物から作られ全身を循環して、器官や組織を栄養する液体。
  • 気血水(きけつすい):東洋医学で人体を構成し巡る3つの要素で、エネルギー・栄養・体液を指す。
  • 陰陽五行(いんようごぎょう):陰陽論と五行説を組み合わせた、人体の働きや変化を説明する基礎理論。
  • 五行(ごぎょう):木・火・土・金・水の五つの性質で、自然現象や人体を理解する思想体系。
  • (しょう):体質と症状を合わせて捉えた現在の体の状態で、診断と治療方針の基準となる。
  • 表裏(ひょうり):病の位置や深さを示す概念で、体表に近い浅い状態を表、体内深い状態を裏とする。
  • 寒熱(かんねつ):病態の性質を表す概念で、冷えに傾く状態を寒、熱に傾く状態を熱とする。
  • 六淫(ろくいん):風・寒・暑・湿・燥・火の六つの外的な病因で、気候変化が過剰になり体に害を及ぼす。
  • 血虚(けっきょ):体内の血が不足した状態で、失血や栄養不足が原因となりめまいなどを招く。
  • 寒邪(かんじゃ):六淫の一つで冷えの性質を持つ病因。気血の流れを滞らせ、痛みや冷えを引き起こす。
  • 湿邪(しつじゃ):六淫の一つで重く濁った性質を持つ病因。体を重だるくし、むくみや不調を招く。

臓腑経絡

  • (しん):人の意識や思考といった心のはたらき、および生命力の現れを指す概念。
  • 五臓(ごぞう):肝・心・脾・肺・腎の五つの臓で、精気を貯蔵し生命活動を支える働きを担う。
  • (しん):五臓の一つで血を全身に巡らせ、精神活動をつかさどると考えられる臓。
  • (はい):五臓の一つで呼吸をつかさどり、気を全身に巡らせる働きを持つ臓。
  • (じん):五臓の一つで精を蓄え、成長や生殖、水分代謝をつかさどる臓。
  • 経絡(けいらく):気血が流れる全身の通路で、臓腑と体表を結び、生命活動を維持する連絡網。
  • 絡脈(らくみゃく):経脈から枝分かれして網の目状に全身を巡る細い通路で、経脈どうしを連絡する。
  • 奇経八脈(きけいはちみゃく):十二経脈の間を縦横に走る八本の特殊な経脈。十二経脈の気血の過不足を調節する。
  • 督脈(とくみゃく):体の後正中線を走る奇経の一つで、全身の陽経を統括する『陽脈の海』と呼ばれる。

経穴

  • 正経十四経(せいけいじゅうよんけい):十二経脈に任脈と督脈を加えた十四本の経脈で、経穴学の基本となる経路。
  • 原穴(げんけつ):原気が多く集まる経穴で、臓腑の状態を反映し、虚実いずれの病にも用いられる。
  • 絡穴(らくけつ):本経から絡脈が分かれ出る部位の経穴で、表裏関係にある二経の病をともに治療できる。
  • 兪穴(ゆけつ):臓腑の経気が背部に注ぐ要穴で、主に臓の慢性病に用いられる。
  • 五兪穴(ごゆけつ):手足の末端から肘膝に向かって並ぶ井・滎・兪・経・合の五つの経穴。
  • 合谷(ごうこく):手の甲の第一・第二中手骨間にある大腸経の経穴で、頭痛や歯痛に広く用いる。
  • 三陰交(さんいんこう):足の内くるぶし上方にあり、足の三つの陰経が交わる経穴。婦人科系に用いる。
  • 太谿(たいけい):内くるぶし後方にある腎経の原穴で、腎の働きを補い冷えや腰の症状に用いる。
  • 中脘(ちゅうかん):へそと胸骨下端の中間にある胃の募穴で、胃腸の不調を整えるのに用いられる。

はり師・きゅう師の用語が覚えられないときの3つのコツ

  1. 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
  2. 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
  3. 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。

とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。

なぜはり師・きゅう師の用語暗記に「アプリ」が効くのか

はり師・きゅう師に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。

人は覚えた用語をすぐ忘れる

心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。

「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする

分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。

スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」

単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。はり師・きゅう師をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうのはり師・きゅう師カード画面イメージ。用語の意味を〇×で判定する
用語と意味が表示され、合っていたら「〇」、違ったら「×」をタップ(またはスワイプ)するだけ

単語なうの3つの特長

  • ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
    カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。
  • ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
    「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。
  • ③ はり師・きゅう師・TOEIC・英検など資格別に収録
    いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。

はり師・きゅう師学習にどう役立つ?

はり師・きゅう師の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。

「単語なう」で得をするのはこんな人

単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。

  • 働きながら独学ではり師・きゅう師を目指す社会人
    平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。
  • 家事や育児の合間に勉強したい人
    一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。
  • 参考書だと三日坊主になりがちな人
    〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。
  • 通学・通勤時間が長い学生や受験生
    毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。
  • 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
    間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。

逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。

暗記アプリ「単語なう」をApp Storeで無料ダウンロード

iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。

用語を使ったはり師・きゅう師学習の進め方

  1. まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
  2. アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
  3. 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
  4. 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。

よくある質問

はり師・きゅう師の用語はどのくらい覚えればいい?

まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。

アプリと参考書、どちらで勉強すべき?

両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。

まとめ

はり師・きゅう師合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。