介護福祉士の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「介護保険制度・介護支援専門員・サービス提供責任者」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。
この記事では、介護福祉士でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。
介護福祉士合格は「用語の理解」から始まる
介護福祉士の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。
まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。
介護福祉士の頻出用語30選(分野別まとめ)
介護保険制度・職種
- 介護保険制度:40歳以上が保険料を負担し、要介護・要支援時にサービスを受けられる2000年開始の制度。
- 介護支援専門員:要介護者の相談に応じ、ケアプラン作成と適切なサービス利用を調整する専門職。
- サービス提供責任者:訪問介護計画の作成と調整、訪問介護員への技術指導を行う責任者。
- 社会福祉士:福祉に関する相談・助言・援助を行うソーシャルワークの国家資格者。
- 作業療法士:医師の指示下で、応用的動作や社会適応能力の回復を図る国家資格者。
- 精神保健福祉士:精神障害者の社会復帰に関する相談・助言・訓練を行う国家資格者。
身体介護技術
- ADL:食事・更衣・排泄・入浴・移動など、日常生活を送るための基本的な動作群。
- 口腔ケア:口腔清掃・歯石除去・義歯管理などを含むケアで、誤嚥性肺炎予防に重要。
- ギャッジベッド:床板が可動し、起き上がりなどの動作を補助する手動または電動ベッド。
- ストレッチャー:寝たまま移送できる車付きの寝台。複数の形式が存在する。
- リフト浴:リフトを用いて寝たきり利用者を浴槽に入浴させるサービス。
- ユマニチュード:見る・話す・触れる・立つを通じ、人間として接するケアの技法。
健康管理・疾患
- 服薬管理:投与薬の用法・容量・効用を説明し、効き具合と副作用を確認すること。
- 褥瘡(じょくそう):皮膚が持続的に圧迫され血液循環が悪化し、組織が壊死する床ずれ。
- 脱水症状:発汗・発熱・下痢などにより、体内の水分と電解質が欠乏した状態。
- せん妄:急性脳機能障害で、意識混濁・幻覚・時間感覚鈍化などが起こる状態。
- 夜間せん妄:夕方から夜にかけて、幻覚や錯覚など異常精神状態が出現する症状。
- 廃用症候群(はいようしょうこうぐん):心身の機能を使わない状態で起こる機能低下。筋萎縮や意欲減衰が含まれる。
- 片麻痺:一方の手足の運動機能や感覚が麻痺すること。脳卒中などで発症する。
- 言語障害:発話困難や声の出しにくさなど、コミュニケーション全体の障害。
- 不穏(ふおん):イライラ・ソワソワして興奮しそうで、行動が活発で落ち着きがない状態。
生活支援・福祉用具
- 自助具:障害者が自立した生活を送るため、個人の能力に合わせて使用される道具。
- 介護タクシー:車椅子やストレッチャーのまま利用でき、運転手は初任者研修資格取得者。
- とろみ:飲み物や汁物に粘りを持たせて飲みやすくすること。嚥下困難者向け。
- 気管カニューレ:気管切開後の気管孔に挿入し、気道を確保する装置。
ケアマネジメント
- ケアプラン:心身状態と家庭状況を踏まえ、サービスの種類・内容・担当者を定めた計画。
- 認定調査:要介護認定申請時に、市区町村職員が訪問して生活状況を聞き取る調査。
- カンファレンス:援助に携わる者が集まり、事例について討議する会議。
- QOL:人間らしく幸福に生活できているかを計る生活の質に関する尺度。
終末期ケア
- ターミナルケア:終末期に延命治療中心ではなく、本人らしい生を支援する医療と介護。
介護福祉士の用語が覚えられないときの3つのコツ
- 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
- 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
- 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。
とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。
なぜ介護福祉士の用語暗記に「アプリ」が効くのか
介護福祉士に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。
人は覚えた用語をすぐ忘れる
心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。
「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする
分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。
スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」
単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。介護福祉士をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの3つの特長
- ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。 - ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。 - ③ 介護福祉士・TOEIC・英検など資格別に収録
いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。
介護福祉士学習にどう役立つ?
介護福祉士の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。
「単語なう」で得をするのはこんな人
単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。
- 働きながら独学で介護福祉士を目指す社会人
平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。 - 家事や育児の合間に勉強したい人
一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。 - 参考書だと三日坊主になりがちな人
〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。 - 通学・通勤時間が長い学生や受験生
毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。 - 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。
逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。
iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。
用語を使った介護福祉士学習の進め方
- まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
- アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
- 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
- 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。
よくある質問
介護福祉士の用語はどのくらい覚えればいい?
まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。
アプリと参考書、どちらで勉強すべき?
両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。
まとめ
介護福祉士合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。
