第二種電気工事士の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「IV・VVF・CVQ」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。

この記事では、第二種電気工事士でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。

第二種電気工事士合格は「用語の理解」から始まる

第二種電気工事士の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。

まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。

第二種電気工事士の頻出用語30選(分野別まとめ)

電線・ケーブル

  • IV:屋内配線専用の600Vビニル絶縁電線で、金属管などで保護して使用する単心電線です。
  • VVF:600Vビニル絶縁ビニル外装の平型ケーブルで、屋内配線に広く使用される配線材料です。
  • CVQ:600V架橋ポリエチレン絶縁ビニル外装の4本より線ケーブルで、屋内外や地中配線に対応します。
  • 絶縁電線(ぜつえんでんせん):金属導体をビニル樹脂などで覆った電線で、IVやHIVなど複数の種類があります。
  • シース:ケーブルの外側を覆うビニル樹脂などの外装層で、絶縁電線を保護します。

配線工事方法

  • 金属線ぴ工事(きんぞくせんぴこうじ):300V以下の乾燥した展開・点検可能な隠ぺい場所で行われる金属線ぴを用いた配線工事です。
  • 地中埋設工事(ちちゅうまいせつこうじ):電線を地中に埋める工事で、直接埋設・暗きょ・管路などの方法があります。
  • 天井隠ぺい配線(てんじょうかくぺいはいせん):天井内部に施工され見えない状態の配線で、配線図では実線で表現されます。
  • 点検できない隠ぺい場所(てんけんできないかくぺいばしょ):天井懐や床下など配線が完全に隠れ、壊さないと点検不可な場所です。

電気器具・部材

  • VE管:硬質塩化ビニル製の軽量電線管で、配線保護に使用されます。
  • HIVE管:耐衝撃性硬質塩化ビニル製の電線管で、VE管より強度があります。
  • ステップル:VVFケーブルを木製造営材に固定するU字形金具で、ハンマで叩き込み使用します。
  • コンセント:電源プラグの差込口で、種類により配線図表記が異なります。
  • 防雨形コンセント(ぼうういがたこんせんと):屋外の雨水がかかる場所用のコンセントで、フード付きで水の浸入を防ぎます。
  • 接地端子付コンセント(せっちたんしつきこんせんと):接地線を接続する接地端子が付いたコンセントで、安全性を高めます。
  • 分電盤(ぶんでんばん):配線用遮断器や漏電遮断器を収納し、電気を各所へ分配する箱です。
  • 過電流遮断器(かでんりゅうしゃだんき):過電流や短絡電流時に自動的に回路を遮断する装置で、ヒューズと配線用遮断器があります。
  • 漏電遮断器(ろうでんしゃだんき):漏電や過電流の発生時に自動的に電路を遮断し、感電を防ぎます。
  • LED:発光ダイオードを使用した電球で、発光効率が高く寿命が長い光源です。
  • 蛍光灯用安定器(けいこうとうようあんていき):蛍光灯の放電を始動・安定させる装置で、正常な点灯を保ちます。

電気理論

  • インピーダンス:交流回路で抵抗・コイル・コンデンサが示す電気の流れを妨げる成分です。
  • 合成抵抗(ごうせいていこう):電路にある全ての抵抗の合計値で、接続方法により計算方法が異なります。
  • 力率(りきりつ):交流回路で供給される電力に対する実消費電力の割合を示す指標です。
  • 皮相電力(ひそうでんりょく):交流回路で電源から供給される電力で、電圧と電流の実効値を掛け合わせて求めます。
  • 周期(しゅうき):交流の電圧や電流が1回の変化を繰り返すのに要する時間です。
  • コイル:インダクタとも呼ばれ、交流回路で抵抗に加えて電気の流れを妨げる素子です。
  • 照度(しょうど):1㎡あたりに入射する光の量で、単位はルクスです。

測定・試験

  • メガー:絶縁抵抗計の別称で、電線やケーブルの絶縁状態を測定する計測器です。

法規

  • 地絡(ちらく):電路から電気が漏れて大地に流れる現象で、感電や火災の原因となります。
  • 電気工事業法(でんきこうじぎょうほう):電気工事業者の登録や業務規制について定めた法律です。

第二種電気工事士の用語が覚えられないときの3つのコツ

  1. 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
  2. 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
  3. 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。

とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。

なぜ第二種電気工事士の用語暗記に「アプリ」が効くのか

第二種電気工事士に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。

人は覚えた用語をすぐ忘れる

心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。

「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする

分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。

スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」

単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。第二種電気工事士をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの第二種電気工事士カード画面イメージ。用語の意味を〇×で判定する
用語と意味が表示され、合っていたら「〇」、違ったら「×」をタップ(またはスワイプ)するだけ

単語なうの3つの特長

  • ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
    カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。
  • ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
    「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。
  • ③ 第二種電気工事士・TOEIC・英検など資格別に収録
    いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。

第二種電気工事士学習にどう役立つ?

第二種電気工事士の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。

「単語なう」で得をするのはこんな人

単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。

  • 働きながら独学で第二種電気工事士を目指す社会人
    平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。
  • 家事や育児の合間に勉強したい人
    一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。
  • 参考書だと三日坊主になりがちな人
    〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。
  • 通学・通勤時間が長い学生や受験生
    毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。
  • 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
    間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。

逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。

暗記アプリ「単語なう」をApp Storeで無料ダウンロード

iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。

用語を使った第二種電気工事士学習の進め方

  1. まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
  2. アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
  3. 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
  4. 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。

よくある質問

第二種電気工事士の用語はどのくらい覚えればいい?

まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。

アプリと参考書、どちらで勉強すべき?

両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。

まとめ

第二種電気工事士合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。