CFPの勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「期待収益率・共分散・シャープレシオ」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。

この記事では、CFPでくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。

CFP合格は「用語の理解」から始まる

CFPの試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。

まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。

CFPの頻出用語30選(分野別まとめ)

投資理論・ポートフォリオ

  • 期待収益率:各シナリオの収益率に確率を掛けた加重平均で、将来のリターンを予想した値です。
  • 共分散:2つの資産リターンがどの程度連動するかを示す統計量で、分散投資効果を測ります。
  • シャープレシオ:リスク単位あたりの超過リターンを示すもので、ポートフォリオの効率性を判断します。
  • ベータ値:市場全体の変動に対する個別資産の敏感度を示す係数で、1が基準です。
  • 証券市場線:ベータ値と期待収益率の関係を直線で表し、市場均衡下での理論的な期待収益率を示します。
  • アルファ:市場の動きでは説明できない、運用者が独自に生み出した超過収益を示します。
  • 行動ファイナンス:投資家の心理的バイアスが市場や投資判断に与える影響を分析する理論です。

債券・デリバティブ

  • 最終利回り:債券を償還まで保有した場合の利息と償還差損益を含めた年間の総合利回りです。
  • イールドカーブ:残存期間の異なる債券の利回りを結んだ曲線で、形状から金利動向を読み取ります。
  • プットオプション:あらかじめ定めた価格で原資産を売る権利で、価格下落時に利益が得られます。
  • 先物取引:将来の特定期日に特定価格で原資産を受け渡すことを約束する取引です。
  • 外貨建て商品:元本や利息が外国通貨で表示される商品で、為替変動による損益を伴います。
  • TTS:金融機関が顧客に外貨を売る際の為替レートで、円を外貨に換える時に適用されます。

株式投資

  • PER:株価を1株当たり純利益で割った指標で、株価の割安・割高を判断します。
  • 配当性向:当期純利益に対する配当金の割合で、利益の還元度合いを示します。
  • NISA:一定の投資枠内で上場株式や投資信託の配当・譲渡益が非課税になる制度です。

事業承継・相続評価

  • 類似業種比準方式(るいじぎょうしゅひじゅんほうしき):取引相場のない株式を、類似上場企業の株価を基準に、配当・利益・純資産で評価します。
  • 会社規模区分:従業員数・総資産・取引金額により株式評価の会社を大・中・小に分類します。
  • 納税猶予:一定要件を満たす場合に相続税や贈与税の納付を先送りする制度です。
  • 遺留分に関する民法特例:事業承継を円滑にするため、後継者の自社株を遺留分算定から除外・評価固定できます。

相続税制

  • 特別受益:被相続人から生前贈与や遺贈で受けた利益で、相続分計算で持ち戻されます。
  • 特定事業用宅地等:被相続人の事業用宅地で、400平方メートルまで80%減額される小規模宅地等です。

不動産評価・税制

  • 倍率方式:路線価がない地域の宅地を、固定資産税評価額に倍率を乗じて評価します。
  • セットバック:幅員4メートル未満の道路に接する敷地で、中心線から2メートル後退する制限です。
  • 収益還元法:将来の純収益を還元利回りで割り戻して不動産価格を求める評価手法です。
  • 固定資産税評価額:市町村が定める評価額で、相続税の倍率方式などの基準にも用いられます。
  • 住宅借入金等特別控除:住宅ローン利用でマイホーム取得した場合、年末ローン残高の一定割合を所得税から控除します。
  • 普通借地権:建物所有目的の借地権で、正当事由がなければ更新が認められ借地人保護が厚いです。

生命保険

  • 生命保険料控除:支払った生命保険料に応じて一定額を所得から差し引ける所得控除です。
  • 変額保険:保険料を株式や債券で運用し、運用成果に応じて保険金や返戻金が変動します。

CFPの用語が覚えられないときの3つのコツ

  1. 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
  2. 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
  3. 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。

とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。

なぜCFPの用語暗記に「アプリ」が効くのか

CFPに挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。

人は覚えた用語をすぐ忘れる

心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。

「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする

分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。

スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」

単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。CFPをはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうのCFPカード画面イメージ。用語の意味を〇×で判定する
用語と意味が表示され、合っていたら「〇」、違ったら「×」をタップ(またはスワイプ)するだけ

単語なうの3つの特長

  • ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
    カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。
  • ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
    「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。
  • ③ CFP・TOEIC・英検など資格別に収録
    いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。

CFP学習にどう役立つ?

CFPの用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。

「単語なう」で得をするのはこんな人

単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。

  • 働きながら独学でCFPを目指す社会人
    平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。
  • 家事や育児の合間に勉強したい人
    一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。
  • 参考書だと三日坊主になりがちな人
    〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。
  • 通学・通勤時間が長い学生や受験生
    毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。
  • 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
    間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。

逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。

暗記アプリ「単語なう」をApp Storeで無料ダウンロード

iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。

用語を使ったCFP学習の進め方

  1. まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
  2. アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
  3. 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
  4. 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。

よくある質問

CFPの用語はどのくらい覚えればいい?

まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。

アプリと参考書、どちらで勉強すべき?

両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。

まとめ

CFP合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。