建設業経理士の勉強で、多くの人が最初につまずくのが専門用語です。「完成工事高・完成工事原価・未成工事受入金」など、意味があいまいなまま問題を解いても、選択肢の正誤がなかなか判断できません。逆に言えば、頻出用語の意味を先に押さえてしまえば、問題文の理解スピードは一気に上がり、得点も安定します。

この記事では、建設業経理士でくり返し問われる用語を30個厳選し、分野別に意味つきでまとめました。通勤・通学のスキマ時間にざっと目を通すだけでも、学習効率が変わってきます。記事の後半では、こうした用語をスマホでテンポよく暗記できる無料アプリ「単語なう」も紹介します。

建設業経理士合格は「用語の理解」から始まる

建設業経理士の試験では、用語や制度の意味を正しく理解しているかが問われます。定義をあいまいに覚えていると、ひっかけの選択肢に引っかかりやすくなります。

まずは用語の意味を一通りインプットし、そのうえで過去問を解くと、理解の定着が早くなります。以下の30語は、いずれも本試験でくり返し登場する基礎用語ばかりです。一語ずつ「自分の言葉で説明できるか」を意識しながら読んでみてください。

建設業経理士の頻出用語30選(分野別まとめ)

工事収益・原価

  • 完成工事高:工事が完成し引き渡されたときに計上する売上高で、建設業の収益を表す勘定科目です。
  • 完成工事原価:工事完成に要した材料費・労務費・外注費・経費の合計で、原価報告書に材料費別に表示されます。
  • 未成工事受入金:工事の完成前に受け取った請負代金の一部で、工事が完成するまで負債として計上します。
  • 出来高(できたか):工事の進捗に応じて完成した部分の価値で、請求や収益計上の基準となります。
  • 材料費:工事に直接使用した材料や製品の仕入れにかかった費用で、完成工事原価の要素です。
  • 労務費:工事現場の労働者の賃金や給料で、直接工事に従事した人員にかかる費用です。
  • 外注費:下請業者に工事の一部を発注して支払う費用で、完成工事原価の主要な構成要素です。
  • 経費:材料費・労務費・外注費以外の工事原価で、重機使用料や現場経費などが該当します。
  • 工事直接費:特定の工事に直接跡づけられる原価で、材料費・労務費・外注費・直接経費から構成されます。
  • 直接経費:特定の工事のために直接発生した経費で、設計費や特定機械の賃借料などが該当します。

原価計算

  • 間接材料費:複数の工事に共通して消費され、特定の工事に跡づけられない材料の費用です。
  • 原価比例法:実際に発生した工事原価を見積総工事原価で割って、工事の進捗度を測定する方法です。
  • 個別原価計算:受注した工事ごとに原価を個別に集計する原価計算で、建設業の基本的な手法です。
  • 部門別原価計算:原価を発生した部門ごとに集計し、その後に各工事へ配賦する原価計算の手続きです。
  • 工事台帳:工事ごとに発生した原価を記録し、工事別の原価を管理する補助簿です。
  • 工事原価計算表:各工事の材料費・労務費・外注費・経費を集計し、工事原価を算定する計算表です。

財務諸表・簿記

  • 勘定科目:取引を分類・記録するために設けた項目の名称で、現金や完成工事高などがあります。
  • 試算表:総勘定元帳の各勘定残高を集計し、借方と貸方の合計が一致するかを検証する一覧表です。
  • 決算整理:期末に正しい損益や財政状態を示すために行う、減価償却や引当金計上などの修正手続きです。
  • 発生主義:現金の収支に関係なく、取引が発生した期間に費用・収益を計上する会計の考え方です。
  • 貸借対照表:一定時点における資産・負債・純資産の状態を表し、企業の財政状態を示す財務諸表です。
  • 完成工事原価報告書:完成工事原価を材料費・労務費・外注費・経費に区分して表示する建設業特有の財務諸表です。

固定資産・引当金

  • 引当金:将来発生が見込まれる費用や損失のうち、当期の負担に属する金額をあらかじめ計上する負債です。
  • 工事損失引当金:将来に工事損失が確実視される場合、見込まれる損失額を当期にあらかじめ計上する引当金です。
  • 減価償却(げんかしょうきゃく):建物や機械などの固定資産の取得原価を、使用期間にわたり費用として配分する手続きです。
  • 定率法:固定資産の未償却残高に一定の償却率を掛けて各期の減価償却費を計算する方法です。
  • 材料貯蔵品:工事用に購入し、まだ消費していない材料を在庫として計上する資産勘定です。

経営分析

  • 流動比率:流動資産を流動負債で割った比率で、短期的な支払能力を示す安全性指標です。
  • 売上高総利益率:完成工事総利益を完成工事高で割った比率で、工事の利益性を示す指標です。
  • 営業利益:完成工事総利益から販売費及び一般管理費を差し引いた、本業による利益です。

建設業経理士の用語が覚えられないときの3つのコツ

  1. 意味を一言で言い換える:長い定義を丸暗記せず、自分の言葉で短く要約すると記憶に残ります。
  2. 対になる用語をセットで覚える:似た用語や反対の用語をペアで覚えると、違いが整理され混同しにくくなります。
  3. 毎日少しずつ反復する:一度に詰め込むより、毎日数分の反復が効果的です。間隔をあけて繰り返す「分散学習」を意識しましょう。

とはいえ、毎日コツコツ反復するのは、紙の参考書だけだとなかなか続きません。なぜ「アプリ」が用語暗記に向いているのか、少し掘り下げて説明します。

なぜ建設業経理士の用語暗記に「アプリ」が効くのか

建設業経理士に挑む人の多くは、仕事や家事と両立しながら学習を進めています。まとまった勉強時間を取りにくいなかで、合否を分けるのはスキマ時間をどれだけ学習に変えられるかです。

人は覚えた用語をすぐ忘れる

心理学者エビングハウスの「忘却曲線」が示すとおり、人は一度覚えたことの多くを数日のうちに忘れます。用語暗記でつまずく人の多くは、記憶力が悪いのではなく、忘れる前に復習するタイミングを逃しているだけです。これを防ぐのが、間隔をあけて何度も思い出す「分散学習(間隔反復)」です。一夜漬けよりも、少ない総時間で記憶が長持ちすることがわかっています。

「いつ復習するか」をアプリが肩代わりする

分散学習が効果的でも、紙の参考書では「どの用語をいつ復習すべきか」を自分で管理する必要があり、これが独学最大のハードルになります。暗記アプリは、間違えた用語を自動でくり返し出題してくれるため、復習スケジュールの管理を丸ごと肩代わりしてくれます。学習者は「今日の数分を解く」ことに集中するだけで、効率のよい反復が自然に回り続けます。さらにスマホなら、1日5分を朝・昼・夜に分けて積み上げる「マイクロラーニング」も無理なく実践できます。

スキマ時間で用語を覚えるなら暗記アプリ「単語なう」

単語なうは、資格や試験の用語を「見て覚える」ことに特化したiPhone向けの暗記アプリです。建設業経理士をはじめ、TOEICや英検などの単語・用語を、カードをめくる感覚でテンポよく学習できます。机に向かう時間がとれなくても、通勤電車やちょっとした待ち時間で気軽に進められるのが特長です。

単語なうの建設業経理士カード画面イメージ。用語の意味を〇×で判定する
用語と意味が表示され、合っていたら「〇」、違ったら「×」をタップ(またはスワイプ)するだけ

単語なうの3つの特長

  • ① 用語と意味を見て〇×で判定するだけ
    カードの用語と意味を見て、自分が「合っていた」か「違った」かを〇×で答えます。一問数秒で進むので、リズムよく大量の用語に触れられます。
  • ② 間違えた用語は自動でくり返し復習
    「×」をつけた用語は復習モードで自動的にくり返し出題されます。苦手な用語だけを効率よくつぶせます。
  • ③ 建設業経理士・TOEIC・英検など資格別に収録
    いまの学習に必要なデッキを選んで、その日の気分に合わせて進められます。

建設業経理士学習にどう役立つ?

建設業経理士の用語は、一度読んだだけではなかなか定着しません。この記事で紹介した頻出用語を、スキマ時間に何度も「見て・判定して」を繰り返せます。間違えた用語は自動で復習に回るため、参考書を最初から読み直す手間もかかりません。「参考書での学習+アプリでの反復」の組み合わせで、用語の暗記がぐっと楽になります。

「単語なう」で得をするのはこんな人

単語なうは、次のような「まとまった勉強時間を取りにくい人」ほど効果を実感しやすいアプリです。自分に当てはまるか、チェックしてみてください。

  • 働きながら独学で建設業経理士を目指す社会人
    平日に机に向かう時間がほとんど取れなくても、通勤電車や昼休みの数分が学習時間に変わります。
  • 家事や育児の合間に勉強したい人
    一問あたり数秒で進むので、細切れの時間でも一語でも前に進められます。
  • 参考書だと三日坊主になりがちな人
    〇×で答えるテンポと、間違いがつぶれていく手応えが、続けるモチベーションになります。
  • 通学・通勤時間が長い学生や受験生
    毎日の移動時間を、まるごと用語暗記の時間に変えられます。
  • 直前期に苦手な用語だけ詰めたい人
    間違えた用語が自動で復習に回るため、弱点だけを集中的につぶせます。

逆に言えば、「勉強時間が足りない」「覚えてもすぐ忘れる」という悩みを持つ人すべてに、単語なうは効きます。空いた数分を得点力に変える習慣を、今日から始めてみてください。

暗記アプリ「単語なう」をApp Storeで無料ダウンロード

iPhone対応/基本無料でご利用いただけます。

用語を使った建設業経理士学習の進め方

  1. まず用語をインプット:この記事の用語のように、頻出語の意味をざっと頭に入れます。
  2. アプリで反復:単語なうで毎日数分、用語と意味を〇×で確認し、記憶を定着させます。
  3. 過去問で確認:用語が頭に入った状態で過去問を解くと、選択肢を判断しやすくなります。
  4. 間違えた用語に戻る:迷った用語は、アプリの復習でもう一度つぶしておきます。

よくある質問

建設業経理士の用語はどのくらい覚えればいい?

まずは本記事のような基礎用語を確実に押さえましょう。そのうえで過去問を解きながら、わからない用語が出てきたら都度覚えていくのが効率的です。

アプリと参考書、どちらで勉強すべき?

両方の併用がおすすめです。参考書でじっくり理解し、アプリでスキマ時間に反復する役割分担にすると、限られた時間でも効率よく学習を進められます。

まとめ

建設業経理士合格の近道は、頻出用語の意味を早い段階で固めてしまうことです。まずは今回の30語から押さえ、過去問演習と並行して語彙を増やしていきましょう。スキマ時間の反復には、暗記アプリ「単語なう」をぜひ活用してみてください。